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【街道唱歌】

うた:玉川健一郎&ハシモトコウ

作詞・作曲・演奏:ハシモトコウ

▽支笏洞爺ニセコルート(平成17年5月9日指定)
 蘭越、ニセコに留寿都に真狩、喜茂別、京極、倶知安、共和と 何にも岩内で100km走ろうか
 453(ヨゴサン)ルートで壮瞥、豊浦、有珠に洞爺 伊ッ達行きやすい 千歳と恵庭でウェルカム北海道
 キャンドル連なる夜道はスターライト 心も灯して行こう西のバイウェイ
 ニセコの山々スキーで下ってパウダースノーを飛ばして行こう 語らい好きならペンション廻ろうか
  −山と湖続く道−

▽大雪・富良野ルート(平成17年5月9日指定)
 237号走れば広がる田園風景大雪山系 占冠からスタートしてこうか
 上・中・南の富良野のまちから美瑛のまちまで美しい 北の国から東川まで
 丘から望めば映画のワンシーン 花びら纏って行こう真ん中バイウェイ
 東神楽から旭川まで忠別川沿い飛ばして行こう ラーメン好きなら屋台を廻ろうか
  −美しい花人の道−

▽東オホーツク・シーニックバイウェイ(平成17年5月9日指定)
 243号美幌の峠で見下ろす大地と見上げる大空 網走平野を目がけて走ろうか
 244号流氷横目にオホーツクの風心地良い 斜里町入ればそこは世界遺産
 知床命と自然のハーモニー 恵みを感じて行こう北東バイウェイ
 334号小清水入って熱気球のまち飛ばしていこう 焼酎好きなら清里廻ろうか
  −風を感じて走る道−

▽宗谷シーニックバイウェイ(平成18年4月18日指定)
 浮島航路で礼文に渡って礼文水道フェリーで下って 利尻、利尻富士ぐるりと回ろうか
 宗谷に戻れば最北最果て幸い最近騒がしい この道どこまで続くか稚ン内
 サハリン望めばそこはヒストリー 氷河を周って行こう北のバイウェイ
 サロベツ原野を遠くに望んで豊富バイパス飛ばして行こう ホタテが好きなら猿払廻ろうか
  −あたたかい最北の道−

▽函館・大沼・噴火湾ルート(平成18年11月13日指定)
 国道5号は明治の五年六月七飯と八雲で九憩 十りに戻って森町走ろうか
 278号南に下って鹿部の温泉気持ちイイ 湯船で遙かに望むは噴火湾
 夜景を望めばそこはダイヤモンド 歴史を周って行こう 南のバイウェイ
 新幹線駅北斗のまちから赤松街道飛ばして行こう 坂が好きなら函館廻ろうか
  −人と人をつなぐ道−

▽釧路湿原・阿寒・摩周シーニックバイウェイ(平成18年11月13日指定)
 241号釧路の湿原 お次は鶴居の丹頂楽園 阿寒の湖畔を目指して走ろうか
 マリモに挨拶弟子屈入って霧の摩周湖見えにくい 視界がイイならパノラマ中標津
 クッシー探せばそれはミステリー 湖巡って行こう東のバイウェイ
 北方領土を遠くに望んで標茶の町中飛ばしていこう 牛乳好きなら別海廻ろうか
  −人が神秘と出会う道−

▽萌える天北オロロンルート(平成20年5月12日指定)
 231号増毛で酒飲んで留萌のFM聞きつつ寝よう 小平の番屋を横目に走ろうか
 風車の下抜け苫前、羽幌へ天売のオロロン愛おしい 夜中に星空見上げて初山別
 あのコと見つめる海辺はサンセット 夕日に照らされ行こう北西バイウェイ
 遠別越えたら天塩に幌延カヌーに負けずに飛ばして行こう 軟弱地盤を固めて廻ろうか
  −北の光が続くみち−

▽十勝平野・山麓ルート(平成21年5月13日指定)
 274号日勝下って清水で第九を覚えて行こう 新得ソバ食ってサホロへ走ろうか
 バルーン見上げて上士幌のまち糠平温泉あったかい イグルー露天は鹿追、然別
 触れよう自然と緑のツーリズム スケール感じて行こう東南東バイウェイ
 241号足寄に入ってオンネトーまで飛ばして行こう ポテチが好きなら士幌へ廻ろうか
  −食の大地を結ぶみち−

▽トカプチ雄大空間(平成22年5月17日指定)
 道東道抜け芽室に入ってゲートボールやって音更行こう モールの温泉で美人なっちゃおうか
 浦幌遺跡に豊頃ハルニレ38ルートも奥深い ゴルフは幕別池田はワイン城
 描こうぐるりと「の」の字のストーリー 次元を飛び超え行こう南東バイウェイ
 開拓大地と田園駆け抜け帯広戻ってばんばも見よう 北の屋台までバス乗って廻ろうか
  −広い大地を駆けるみち−

  −美しい北のみち−

あらすじ
◎ 街道唱歌 ◎

シーニック・バイウェイとは、景観・シーンの形容詞シーニック(Scenic)と、わき道・より道を意味するバイウェイ(Byway)を組み合わせた言葉です。
景観や自然環境に配慮し、地域の魅力を道でつなぎながら個性的な地域や美しい環境づくりを目指す取組で、北海道という土地柄ともフィットして全道に拡がっています。

2007年6月、この活動の全道フォーラムの開催地に私共の劇場・コンカリーニョを選んでいただきました。
ついでに夜の部の賑やかしに30分程度の演奏の依頼を受けた私は、せっかくの機会、シーニックバイウェイのテーマソングを考えてみました。

*

しかし、一口に「シーニックバイウェイの曲」と言っても、どんな曲調が良いものでしょう。
四畳半フォーク調ですと、ドライブソングとしては物悲しく、車内の空気が心配です。
かと言ってハードロック調ですと、ドライバーの皆さんの暴走を助長し、各ルートは北海道警察のドル箱路線となりましょう。
色々と試行錯誤の末、曲をミドルテンポの4ビートジャズとしました。

一方、歌詞は、「♪汽笛一声新橋を〜」でお馴染みの名曲「鉄道唱歌」(明治33年)が思い浮かびました。
あの曲が沿線の駅名を連ねて歌っているように、ルートの沿線の市町村を歌い繋いで行くと楽しそうです。

もちろん単に市町村名を羅列しても歌詞にならないので、それなりに意味を持たせ、韻を踏んだり各番の構成を揃えたり・・・とか何とかやってたら、これがことのほか大変でした。

またルートがどんどん増えて行くため曲も必然的に長くなるのですが、「鉄道唱歌」は334番までという常軌を逸した長さなので、それに比べれば常識的ということでお許し下さい。

*

曲の完成以降は、いつものように ドラム、ベース、ギター、ピアノ、ハーモニカ・・・という多重録音ワールドに移り、カラオケが完成。
最後は、橋本のライブ「ハシモトコウ・アワー」でもお馴染みのジャズボーカリスト玉川健一郎氏にも手伝ってもらって歌の録音を行い、作業終了となりました。

なお、7ルート目以降は東京勤務時の録音で、玉川健一郎に歌ってもらうこともできないため、制作当初のコンセプト=「鉄道唱歌的なコーラス仕立て」に立ち返り、ベタな3声コーラス構成としています。
まあこれはこれで、こういう世界と御理解下さい。

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この曲はCD化し、シーニックバイウェイの事務局等を通じて無償で配布しているのですが、正直なところ、望外に全国の皆様からご用命をいただきました。
北海道内ドライブのファンの多さに、自分にも発見がありました。

というわけでこの「街道唱歌」、北海道のドライブのお共に、お聴き下さい。