7年前、関東にお住いの星野さんという方がこのHPを見て御連絡を下さり、この番組の音源を多数橋本に送って頂いたことを以前紹介させて頂きました。
自分で書くのも何ながら、この星野さんのお人柄とも相俟って、当時は新聞でも取り上げて頂いた程のイイ話なのですが、実はその頃から 「YouTube」等々情報が溢れる今に至るまで解明できていないのが、この「夜のドラマハウス」のテーマ曲の作り手&弾き手です。
スネア一発から始まるこの印象的な曲。
ネットなどを見ていると、キャノンボール・アダレイさんの弟ナット・アダレイさんの「FooFoo」だという意見もあり、確かにトランペットの音質は良く似ていると思うのですが、聴き比べるとやはり同じ曲ではないようです。
結局のところ私は、番組が始まった70年代当時に渋く拡がっていたであろう「ブルーノート・レーベル」のサウンドに影響を受けた方が番組用に書き下ろしたのではないか、と勝手に考えており、とりわけバックのピアノのタッチや和音の元ネタだと思っているのが、リー・モーガンさんの名曲「サイド・ワインダー」のバリー・ハリスさんのピアノです。
バリー・ハリスさん。1929年生まれということですから、もう御年85歳近くですが今だ現役で、「ハシモトコウアワー」のボーカルでお馴染みの玉川健一郎君が米国に行った際は必ず会いに行き「父」と呼ぶ、玉川君の友人でもあります。
そしてなぜこんな話をしているかと言うと、何とこのバリーさんが札幌に来ることになったから!
札幌のMr.ピアニスト福居良さんのお店=スローボートpresentsの企画、「Barry Harris & 福居良ユニットコンサート」。
12月7日(金)、場所は札幌サンプラザです。
この「政局ハリケーン」の最中、平日の夜に行けるのか俺自身?!という不安は尽きませんが、"台風の目"という言葉もございます。
何よりバリーさんは勿論、良さんも玉川君も出演するコンサート、皆様にも是非と、ご案内させて頂く次第です。 |
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